ニュース 令和4年度

「今週の子ども達」10月14日

10月1日には、素晴らしい秋晴れのもと、無事に「秋季大運動会」を終えることができました。

今年度もコロナ禍ではありましたが、子ども達も職員も「限られた条件の中、最善を尽くす」ことができた運動会だったと思います。運動会を無事終えることができましたのも、保護者のご理解とご協力と心から感謝致します。ありがとうございました。

来年度以降も子ども達の過度の負担にならないような「運動会」のあり方について検討していきたいと考えています。

 

「開会式」

昨年度の開会式は、校内放送で行いましたが、本年度は全校の子ども達が校庭に集まりました。児童会役員の挨拶に続き、赤組・白組の代表による「決意表明」が行われました。ハキハキとした、とても素晴らしい態度で、見る者を感動させてくれました。

 

1年生:よういどん!

1年生のかけっこは、はじめに名前を呼び上げて全員が「ハイ」と返事をしてからスタートします。入場してしっかりならび、ピストルの合図で、どの子もまっすぐにゴールを目指して走り抜けました。走り終わった後の様子を見ても、半年間で子ども達はずいぶん成長したと思いました。

 

2年生:つないで ツナイデ!

2年生は、折り返しリレーをしました。リングバトンをもらうタイミングや落とさないでバトンの受け渡しをする難しさがありますが、練習の成果をしっかりと発揮して、「つないで」いました。この経験が中・高学年のリレーにいきてくると思います。

 

1年生:ねらって!ねらって!

1年生の玉入れは、高さもあり、なかなか思うようにカゴにお手玉が入りませんでした。他の競技と異なり運動量も少なく、密にならざるをえないことからマスク着用としましたが、どの子も懸命にカゴを狙って投げる姿が、とても素晴らしかったです。

 

2年生:大玉ころりん

2人一組となって、赤と白の大玉を転がしながら運ぶ競技です。自分の身長よりも高くて大きな大玉を上手にコントロールしながら素早く運ぶことは、なかなか難しく、特にコーンでの折り返しは膨らまないように運びました。

 

1・2年生:みんなにサチアレ

昨年度、コロナ禍により表現運動を実施しなかったので、2学年とも運動会での初めての表現運動となります。金や銀等のカラフルなボンボンを両手に、短い練習時間だったと思いますが、曲に合わせて体全体を使って運動していました。隊形移動などもあり、低学年の子ども達にとってはかなりの運動量でしたが、見事に表現しきることができました。

 

3年:まいづるタイフーン3号」

コーンをいかに早く回るかが勝負の分け目になる競技で、円の中心の子は引っ張り、回る子はスピードを落とさず回るため、2人のコンビネーションが勝負のポイントとなります。3年生になると力も出てきますので、見ていて迫力がありました。

 

4年:思いを運べ!舞鶴魂

紅白の大玉をブルーシートに載せて4人一組となって運び、コーンを回ってゴールを目指しました。2年生の大玉転がしと異なり、大玉を持ち上げ続ける力とコーンを素早く回る技が必要です。難度が高かったですが、4人で事前に作戦を立てていたため、どのグループも上手に大玉を運びました。

 

3・4年:舞鶴花笠2022

3・4年生も昨年度は表現運動がなかったので、初めての「花笠」による表現運動となりました。運動のポイントは、上半身は垂直にしたまま腰を落として踊るところです。体力だけでなく、姿勢や手足の位置など自分の体の調整力が必要ですが、見事校庭に色とりどりの花を咲かすことができました。

 

 

5年生:舞鶴関所破り

5年生の競争競技は、「運も実力のうち」とも言える、関所のジャンケンに勝つと先に進むことができる折り返しリレーでした。負けても諦めず、次に進めようとする姿は立派でしたが、周りの友達の応援もプレーヤーに勇気を与えてくれました。

 

6年生:今日のラッキーカラーは?

砂浜で旗を取り合う「ビーチ・フラッグス」のように、瞬発力と走力が試されます。早く着いた人から好きな旗をとることができる権利を持ちますが、旗を早く取ったからといって勝つのではなく、旗の番号で勝負が決まります。6年生らしい力強さだけでなく運に左右されたときの子ども達の姿は、とても愛らしかったです。

 

5・6年生:百花繚乱

5・6年生は、ウォーターボーイズの曲に合わせて、4色の旗を振ったり、一人技を披露したりしながら、表現運動を行いました。4色の旗が力強く振られたときに起きる風切音や隊形移動によって4色が移り変わる姿、子ども達のウェーブに伴い揺れる旗の様子は、まさに百花繚乱といえる演技でした。短い練習時間の中で、さすが舞鶴小の高学年、全員が息を音楽に合わせ、豊かで力強い表現運動に仕上げてくれました。記録と記憶に残る運動会を締めくくる表現でした。

 

3年:全力3年リレー

これまで運動会のリレーは「オープンコース」で行っていましたが、コロナ禍、オープンコースでは、どうしても追い抜きの場面で接触してしまう場合が出てきます。手探りの中での運動会でしたので、一昨年度よりリレーを種目に取り入れませんでした。

 

4年:思いをつなげ!舞鶴魂

しかし、リレーには、一人一人のタイムを合わせた合計タイムよりも、バトンゾーンを使いバトンパスのタイミング等を工夫すれば、この合計タイムを短縮できるという運動の特性があります。先生方から、この運動の特性を味わえる学習を取り入れたいという要望がありました。

 

 

5年:5年走れGO!GO!

そこで体育部が、この2年間の実施データをもとにすると、種目間の時間を短縮するなど工夫すれば、3部制でも「表現運動・競争競技・競走競技」の3種目が時間内で可能であることを確認しました。また、コロナ感染対策に問題なく、かつ分かりやすいルールになるか検討を重ねた結果、今回の「セパレートコース型リレー」となりました。

 

6年:LAST RUN!

「セパレートコース型リレー」ですと身体接触はありませんが、内外周の距離の差に問題が出てきました。スタート位置を変える、一周限定とする等の案が出ましたが、時間内に競技を終えることも必要でしたので、インコースとアウトコースを交互利用し、合計タイムで勝敗を決めることになりました。今年は、3年ぶりに最後まであきらめず走る子ども達の姿が戻ってきました。

 

閉会式

今年度の優勝は白組でしたが、両チームとも全力を尽くして取り組みました。様々な検討を重ねる中で、今年度の運動会を実施しましたが、子ども達が、運動会を通して、運動の特性に親しんだり、一人一人が全力を出し切ることや友達と協力することの素晴らしさに気づいたり、子ども達なりに何か得たものをこれから生活に向けて生かしていって欲しいと思います。

 

次回の「今週の子ども達」は、10月22日を予定しています。