6月1日(金)の5校時に、5年2組の教室で外国語教育の専科教員である望月志津子先生の校長参観授業を行いました。FETの中村テラ先生が、本日、お休みをしていたので、望月先生一人の授業となりました。
フラッシュカードを使って、テンポよく単語の英語名を確認しました。子どもたちの集中力を高めるとともに、本日の学習の中心がその英単語のものを好きかどうか聞き、それに対して答えるというものなので、この後の学習をスムーズに進めることができるよう配慮していました!
本時の学習のめあてである「好きなものをたずねる表現に慣れ親しもう。」を示し、「~が好きですか。」の“Do you like ~?”という表現と「はい、好きです。」という場合の“Yes I do.”と「いいえ、好きではありません。」という場合の“No I don’t.”を確認しました。と言っても、中学校のようにその文章を英語で書いて、みんなで復唱して覚えるような学習ではなく、フラッシュカードを活用しながら、望月先生が何回も様々なものに“Do you like ~?”と子どもたちに聞き、子どもたちはその質問に上記2つの言い方で答えながら、自然な形でその言い方を習得していました。
次に、今回習った質問と答を使った楽しいスタンツ(歌遊び)で、さらに今回の学習が定着するように練習しました。子どもたちの表情を見てもらえばわかると思いますが、楽しみながら学習内容が身につく、とてもいい学習だなぁと感じました!
次に、大型ディスプレイの中に2名登場し、一人がもう一人に「猫」と「レモン」と「サッカー」をそれぞれ好きかどうか英語で聞き、英語で答える。その答を子どもたちは聞き取って、好きなら○、嫌いなら×をつける。その登場人物が3組出て、合計9回のやりとりを聞き取り○×をつける学習をしました。子どもたちの耳はすっかりこの表現に慣れ、間違うことなく聞き取っていました!
次の学習は、子どもたちに○印のついたピンクの紙と×印のついたブルーの紙の×を配り、子どもたちに望月先生に対して“Do you like ~?”とフラッシュカードのものを好きかどうか聞いてもらい、望月先生がそのものを好きだと思ったらピンクの紙を、嫌いだと思ったらブルーの紙を挙げさせて、望月先生がその答を言うという学習をしました。当たっている子が多く、みんな喜びながら答えていました。この後、写真には写っていませんが、「校長先生クイズ」をしました。望月先生が、私が「蜘蛛」と「ネコ」、「レモン」を好きかどうか子どもたちに質問させ、その予想を2枚のカードでさせました。なんと、私の答を3問とも予想でき正解した子が一人もいませんでした。ちなみに答は、「蜘蛛」は×、「ネコ」は○、「レモン」は○でした。いたって普通の答だと思ったのですが・・・
学習の最後に、本時の3つの表現を使った、トランプのババ抜きのようなゲームをしました。文章にすると大変長くなってしまうので、ここでは解説しませんが、子どもたちは普通に英語を使って、楽しくゲームを進めていました。子どもたちの様子を見ていて、きっと、アメリカやイギリスの幼い子どもたちがこんな風に英語を自然に習得していき、普段の生活で使いこなしているのだろうなぁと思いました。楽しくてしっかり身につく、素晴らしい学習です!
最後に、学習記録のワークシートに今日の感想を書き込み、学習を終了しました。
本当に望月先生に英語を教えてもらっている子どもたちは幸せだなぁと心から感じました! 英語の発音がとても良いとか英語がスムーズに話せるというだけでなく、先生がいつも明るく的確に子どもたちをリードし、学習全体のテンポが良く、しかも楽しく学習できるプログラムになっているので、子どもたちは知らない間に夢中になって学習をしています! こんな素晴らしい学習指導をした望月志津子先生とそれに応えて生き生きと学習をした子どもたちに大きな拍手を送ります!!