5月23日(火)の4校時に、4年1組の教室で理科の単元「動物のからだのつくりと運動」の校長参観授業をしました。
まず、跡部先生が人の筋肉の働きについて、模型を使いながら説明しました。
その後、跡部先生が「筋肉ってどんなところ?」と発問し、子どもたちより「動くところ」という発言がったので、顔を中心に体を触って確認しているところです。このように触ってみて、筋肉を実感することが大切です!
次に、デジタル教科書を使いながら跡部先生が演示した後、子どもたちに、教科書の人体図に筋肉のある部分を赤いマーカーで塗るように指示しました。みんな、筋肉のある部位を真剣に塗っていました。これは、最初の骨と筋肉の模型を使った先生の説明で、筋肉のイメージをしっかりと持つことができたからです!
次にペアコミ(ペアコミュニケーション)をしながら、お互いの塗ったところを確認し合いました。こうすることで、自分の考えに自信を持てるようになるだけでなく、自分の気がつかなかった部位も確認することができます!
前に出て、黒板に貼った人体図の筋肉の場所を赤く塗りました。多くの子どもたちが積極的に手を挙げて自信を持って塗ることができたのは、ペアコミで話し合っていることも大きいと思います。
跡部先生の授業の楽しいところは、ボディービルの男性写真を見せて、筋肉のある部位を確認していたところです。子どもたちはちょっと気持ち悪ながらも、目を皿のようにしてみていました! 最後に、デジタル教科書を使いながら、全身が筋肉で覆われていることを共通理解しました。
次に、骨が曲がる部位を関節ということを確認し、黒板の人体図に青いシールを貼ることになりました。ここでも「とてもいいなぁ!」と思ったのは、まず一人一人の子どもたちに、理科ノートの人体図に関節の部位の印を書き込ませることにより自力解決させ、自分の考えをしっかり持ってから班の話し合いに入っていることです。
写真を見て気がつかれた方もいらっしゃると思いますが、体験的な学習になっていると思うのは、肩などを触りながら関節を実際に確かめながら理科ノートに書き込んでいるところです。学習を通して改めて自分の体を見直してみることを通して、実生活に役立つ学習になっていくと思います。
班で話し合いをしながら、班に一枚配られた人体図に青いシールを貼っていきました。自力解決がしっかりできているので、子どもたちは迷うことなく次々にシールを貼っていきます。しかも、友だちがどこに貼っていくのか注目していますね! これも「学び合い」になっています!
班の代表の子どもたちが、黒板に貼った人体図に関節の印である青いシールを貼っていきます。
今回の学習で一つのポイントとなるのがこのステップです。一通り発表して終わるのではなく、黒板の人体図にまだ貼っていない場所に青いシールを貼ってもらったのですが、大勢の子どもたちが気づかなかった部位が次々に発表され、それを実際に確認しました。例えば、「首も曲がるよ!」「腰だけではなくて背中も曲がるよね!」と発表され、それを実際に全員で確認したり、代表の子に前に出てもらって曲げてもらったりしました。これがペアコミや班での話し合いによる学びを超えた全体での「学び合い」です。単に、ペアコミや班での学びを確認するだけでなく、全体の話し合いで新たな発見があることが大切なのです!!
最後にデジタル教科書で関節を確認しました。跡部先生の「実は、関節っていくつあるかわからないくらいたくさんあるんだよ!」という言葉に、子どもたちは改めて感心し、骨格図を見て納得していました!!
最後のあいさつまで、子どもたちはしっかりとした姿勢でした! これはこの学習が充実していたからです!!
「学び合い」ながら、次々に新しい発見をする素晴らしい授業をした跡部先生と、その指導に応えて最後まで集中しながら授業に参加した4年1組の子どもたちに大きな拍手を送ります!!