10月3日（木）５．６校時に４年生の出前授業として、甲州水晶貴石細工の体験教室が開催されました。これは、甲府市産業部観光商工室商工課の補助事業であり、県水晶美術彫刻協同組合より大勢の方に来ていただき行われました。
１組と２組に分かれ、水晶などの貴石の丸玉をテグスでつないで作るストラップづくりと、白雲母石に自分で考えたデザインを鉛筆で下書きし、それを研磨の機械で削る体験の２つの活動を行いました。
ストラップづくりは、きれいに磨かれた小さな貴石にテグスを通し、抜けないようにしっかり留めたり、ストラップの金具を付けたりと、とても細かい作業でしたが、みんな真剣に取り組みました。一人２つストラップが作れたので、一つは自分に、もう一つは誰にあげようかなと考えながら嬉しそうに作る姿が印象的でした。早くできた人は、やり方がわからず戸惑っているお友達に教えてあげたり、手を貸してあげたりする姿も見られ、和気あいあいとした雰囲気の中で素敵なストラップが仕上がりました。
研磨体験では、自分のかいたデザインをもとに石を削ったり、磨いたりの作業を繰り返しました。職人さんにやり方を教わり、時にはお手伝いをしていただきながら夢中で取り組みました。四角い石が、いろいろな形に変化し磨かれていくたびに子どもたちのやる気もアップし、最後まで熱心に研磨する様子がうかがえました。
それぞれに子どもたちの思いの詰まった作品が出来上がり、心に残る有意義な学習となりました。
水晶彫刻作品をつくる水晶研磨の技術は甲府の伝統産業であり、その疑似体験として白雲母石の研磨体験をさせていただきました。子どもたちは、貴重な体験をすることができました。
