平成30年度 2年生のページ

2年生のページ 6月27日(水)《校長参観授業》2年1組の教室で道徳の校長参観授業を行いました!

6月27日(水)の3校時に、2年1組の教室で道徳の校長参観授業を行いました。

本時の道徳の授業は「黄色いベンチ」でした。昨日作った紙飛行機を飛ばしたいと思った男の子二人が公園に行き、泥だらけの靴でベンチに乗って紙飛行機を飛ばし、その後、ブランコで立ち乗りしていたところにおばあさんと女の子がその公園に来て、女の子がうっかり泥だらけのベンチに座ってしまい、おばあちゃんが女の子の汚れてしまったスカートを払ってあげている。それを見た男の子達が、「しまった!」と思う内容です。

今日の道徳の読み物教材は、「パネルシアター」といって、担任の窪田先生がパネルに挿絵を貼りながら読み物教材を子供達に読み聞かせします。その時の様子が挿絵からもわかるので、子供達は普通の読み聞かせより内容を理解しやすくなります。さらに、物語の進行に合わせて、挿絵を貼り加えたり剥がしたりできるので、とても便利な方法です!

読み終わった後、先生が子供達に「あるある」と思ったこと、「いいね」と思ったこと、「どうして?」と思ったことを発表してもらいました。
「あるある」は、
・ベンチに立ってしまう
・汚れても気がつかない
・ベンチがどろんこでも座っちゃう
・足が汚れていても気がつかないで立ち乗りをしてしまう
などが出されました。
「いいね」は、
・夢中になって遊んで、楽しい
・おばあちゃんが女の子の汚れたスカートを拭いてあげた
「どうして」は、
・どうして気づかないのかな
・どうして立っちゃうのかな
・どうして女の子は座っちゃったのかな
・どうして靴が汚れていたのに気づかなかったのかな
など、積極的にたくさんの意見が出されました。

次に、今日の学習課題の「みんなに迷惑をかけない」が示されました。そのために、

それぞれの場面での二人の気持ちを想像し、発表してもらいました。写真からもわかるように、子供達は積極的にたくさん発表しました。女の子とおばあさんが登場するまでは、それぞれの場面で、男の子2人の気持ちが高まっていることを赤い矢印で確認しました。

「しまった!」と思った後の二人の会話を想像し、二人組で役割演技をしました。みんな楽しそうに、でも、しっかり想像しながら話していました!

3つのグループの子供達に前に出てもらい、役割演技をしてもらいました。「謝らないと!」とか「拭いてあげないと」「僕たちが泥だらけにしちゃった! 気づかなかった!」などのセリフが出されました。

ワークシートに「みんなで使うものや場所をどのように使えばいいでしょう?」という質問に答えて書き込ませ、その後、発表してもらいましたが、様々な意見が出されました。

トイレのスリッパがバラバラになっている写真を示し、どうしたらいいのかを考えさせました。道徳の学習が一般論で終わるのではなく、実生活に結びつけて考えさせることはとても大切だと思いました!

最後に男の子二人の気持ちが女の子とおばあさんの姿を見て下がってしまったことを青い矢印で確認し、みんなに迷惑をかけると本人達の気持ちも悲しくなってしまうことを共通理解しました!

仕掛けがいっぱいでとても楽しく、しかもわかりやすく、子供達が最後まで意欲を持って道徳的な価値に気づくよう導いた窪田先生とそれに応えてとても良い道徳の学習をした子供達に大きな拍手を送ります!!