12月7日(木)の朝、2年1組の教室で保護者の学校応援団読み聞かせボランティアの岩下さんによる朝の読み聞かせが行われました。
1冊目が「フレデリック」です。
牧場に沿った石垣の中に、おしゃべりのねずみの家がありました。お百姓さんが引っ越してしまったために、納屋は傾き、サイロはからっぽに。おまけに冬が近づいています。
のねずみたちは冬に備え、せっせと食べ物を蓄えました。
でも、フレデリックだけは別。
どうして働かないのかと聞く仲間達に、フレデリックは
「色を集めてるんだ。冬は灰色だからね。」
「おひさまの光を集めてるんだ。」
「言葉を集めてるんだ。話のたねがつきてしまうから。」
と答えます。
冬が来て、楽しく過ごしていたのもつかの間、食べるものが尽きて、おしゃべりをする気にならなくなりました。
「フレデリック、君が集めたものはどうなったんだい?」
そこでフレデリックはせきばらいをすると・・・。(EhonNaviより)
レオ=レオニ 作 谷川俊太郎 訳 の絵本ですからとっても楽しいお話ですが、一編の詩を読んでいるような作品でもあります。学校経営研究会の関係で、直接、読み聞かせは聴くことができなかったのですが、心に響く読み聞かせになったと思います!
2冊目は「たいせつなこと」です。
スプーンは食べるときに使うもの。
でもスプーンにとって大切なのは、
それを使うと上手に食べられるということ・・・。
たいせつなことは何か、
ひとつひとつのものについて、語りかけてゆきます。
ひなぎくは しろい、
あめは うるおす、
くさは みどり・・・。
あなたは あなた。
あなたにとってたいせつなのは・・・?(EhonNaviより)
この絵本も詩的であり、哲学的でもあります。もし、あなたが「あなたにとって大切なことは何ですか?」と言われた時に何と答えるでしょう!? この本の答は・・・ 是非、読んでみてください!
3冊目は「クリスマスの12にち」です。
世界じゅうの子どもたちが、クリスマスに願いをかぞえ唄に託して贈る、クリスマス絵本の逸品。石坂浩二のやさしさに満ちた訳が、子どもたちの夢をはぐくみます。
とてもイギリスらしい、数え歌が、可愛らしく邦訳されています。
訳者は石坂浩二さん、懐かしいです。
絵が、構図も色彩も、とてもきれいです。
クリスマス前のアドヴェントは色々ありますが、
これはクリスマスの後の12日の数え歌で、12日目には
クリスマスツリーもお片付けと言うことのようですね。(EhonNaviより)
季節感を感じる読み聞かせになったことと思います! そして、絵も異国情緒たっぷりで素敵です! 子ども達は岩下さんの上手な読み聞かせを通して、数え歌の楽しさと、クリスマスの雰囲気を満喫することができたと思います!
素敵な本を選んでいただき、季節感もある読み聞かせをしていただいた岩下さんに心より感謝申し上げます!!