11月16日(木)に2年2組の教室で、保護者の学校応援団読み聞かせボランティアの矢崎さんに朝の読み聞かせをしていただきました!
1冊目に呼んでいただいたのが「LEAVES秋の葉」です。
仕掛け絵本で、とにかく美しい!! 打ち合わせで直接読み聞かせを聞くことはできませんでしたが、絵本を見せていただいて、その美しさとしかけの見事さに、ただただ驚き感心しました! 子どもたちも夢中になって観て、聴いていたと思います!
2冊目は「ちびうそくん」です。
元気なかわうそ、ちびうそくん。
まちへやってきて、きょろきょろしていると・・・
「ママ みてー かわいい」
女の子がこっちを指さして言っています。
ちびうそくんは嬉しくて、精一杯のかわいい顔をしてみせます。
ところが、女の子が指をさしていたのは、パンダの看板!?
がっかりのちびうそくんをよそに、まちはパンダグッズであふれています。
どうやらパンダはまちの人気者のようです。パンダの歌まであるのです。
「ぼくだって、よーく見ればかわいいのにな」
そう思うよ、ちびうそくん。
でもね、そう思っているのは私だけではないみたい。
ともだちのかものはしのかものくんが、元気のないちびうそくんのために、かわうその歌を探してくれたり、かわうそのパンを一緒に作ってくれたり。
そんなかものくんと一緒にいるうちに、ちびうそくんは思うのです。
「ぼく、かわうそで ほんとうに よかった。」
どうしてかっていうとね・・・。
人気者になりたいと思うちびうそくんと、そんなちびうそくんに付き合うかものくん。
ふたりのやりとりは、何て愛らしくて健気なのでしょう。
話が進むうちに、じわじわと幸せな気持ちが生まれてくるのです。
乾栄里子さんと西村敏雄さんの名コンビによる、心あたたまる友情のお話です。
最後のページはちょっと可笑しいですよ。(EhonNaviより)
ちびうそくんとかものくんのほほえましくも楽しいやりとりが、矢崎さんの読み聞かせで見事に伝わってきました! 子どもたちも大満足の読み聞かせになりました!!
最後は「さけがよんひき」でした。
お話のはじまりは夏。
ひとりぐらしのおばあさんが、川のそばの畑で野菜をつくっています。
あるときから、野菜が食べごろになると、だれかがとっていくようになりました。
トマトもきゅうりも、「だれかがてつだってたべてくれれば、ありがたいくらいのもの」とおばあさんは怒りもしません。
それにしても、とっていくのはたぬきだろうか、いたちだろうか。
気になって仕方がないおばあさんは、こっそり見守ることにしました。
すると……!?
川からあがってぼたぼたしずくを落としながら、野菜をもいでいくのはカッパでした!
腰をぬかすほどおどろいたおばあさん。
でもそれからは、カッパが野菜をもいでいくのが楽しみでたまりません。
もっともっていけ、トウモロコシもそろそろ食べられるぞ、と心のなかで応援します。
木のかげから見守りながら……。
ダイナミックに色彩あざやかに描かれた草木や昆虫と、おおらかなおばあさん。
そして愛嬌たっぷりのカッパの表情が見どころです。
おばあさんとカッパは一度も言葉を交わしませんが、心は通じ合っていたのだとわかります。
『さけがよんひき』というタイトルの意味は、最後まで読み終えたときにわかりますよ。
なんとものどかで、ほっと一息つきたくなるお話。
おばあさんのセリフを声に出して読むのも楽しいです。
のびやかに季節の色がうつっていく空気を、絵本から胸いっぱいすいこんでくださいね。(EhonNaviより)
本当に良い内容の絵本です! そのおおらかさや茶目っ気や思いやる様子を見事に矢崎さんに読み聞かせていただきました!
今回も素敵や選書と素晴らしい読み聞かせをしていただいた矢崎さんに心から感謝を申し上げます!!