平成29年度 1年生のページ

1年生のページ 7月14日(金)読み聞かせボランティアの朝の読み聞かせが1年2組の教室で行われました

7月13日(木)の朝、学校応援団読み聞かせボランティアの鶴田さんによる朝の読み聞かせが1年2組の教室で行われました。

   

1冊目は「けしごむくん」です。

いもとさんの絵本だと思い手に取りました。けしごむを使い切った記憶って私ないかも…? 小さくなったけしごむくんはどこへいくのか。この絵本を読むとその答えが。なにを けしたか? なにが かいてあったか? だれにも はなしては いけないのです、と守秘義務もばっちりなんですね。(EhonNaviより)

とても心温まる絵本です! 聞いていて私もちょっぴり胸が熱くなりました! 鶴田さんの読み聞かせも心がこもった温かいものでした!!

     

2冊目は、「あさになったので まどをあけますよ」です。

なにげない日々の繰り返しの中に幸せがある
新しい1日をむかえるために窓をあける子どもたち。なにげない日々の繰り返し、その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本。

震災の後、自分に何ができるのかを考えた方は多かったと思います。ある思いは募金へ、ある思いへは被災地に絵本を送るという行動へと向かいました。
10か月経った今、私もそのことを考え続けています。最近、仙台空港に行くことがありました。仙台空港は震災後の早い時期に復興しましたが、空港の周辺は瓦礫は片付けられたものの枯れた草が生い茂る空き地が広がっていました。そこには、震災前は当然家や店があったのだろうと思います。一階が津波でやられて二階だけが残っている家。少し行くと住宅街の中に仮設住宅があり、同じ市内の中でも被害が違うということを物語っているような光景。すべてを見たわけてはないのですが、胸がつまる思いでした。
この絵本は、震災後に荒井良二さんがやはり自分にできることを探されての作品ということです。この作品の前に、長田弘さんと荒井良二さんの『空の絵本』を読みました。そこには、震災後も変わらずにある空の移り変わりがありました。どんな時にも明けない朝はないと言います。それでも今回の震災は原発事故もあり、そのために復興が遅れているという事情もあります。
そして、東北出身の荒井さんの絵本をもう一度読み返してみると、果たして私は震災後に東北の街や人々の気持ちに思いを馳せたものの、本当にわかっていたとは言えなかったということがわかりました。朝の光は私たちに希望と勇気を与えてくれます。『空の絵本』と同じくこの絵本の絵もとてもきれいで、心にすっと入ってきます。
私にできることの一つは、こうしてこのような思いを持った一冊を人に紹介していくことだと思いました。(EhonNaviより)

本の絵が素晴らしくて感心しました! 印象派のモネの絵のような挿絵でした。同じような台詞が続くのですが、1枚1枚の絵に引き込まれてしまいました! そして、この本を選んだ鶴田さんのセンスに感心しました!!

3冊目は「おもいでをなくしたおばあちゃん」です。

絵本「おもいでをなくした おばあちゃん」に出合いました。
年齢を重ねて 母が歳をとりおばあちゃんになって記憶が無くなることがあるかもしれない。もし俺のことを忘れてしまっても何かがきっかけで思いだす時もきっとあるだろう。
糸口を手繰り寄せ(たぐりよせ) 2人の溝が埋まるならそれはなんだか幸せなことだなと。
この絵本は娘孫が老人ホームに住む記憶が弱まるおばあちゃんのもとへ訪れ 3人の関係のなか 昔口ずさんでいた歌をきっかけに家族であることを思いだす物語り。
心動かされた出来事や物事を糸口にして昔のことを思いだすことは 俺の年齢になってもある。家族の関係について考えさせてくれる絵本に出合いました。(Ameba「絵本の紹介」より)

この本も挿絵に特徴があり、とても心に残る読み聞かせとなりました! 最後の娘さんが母親に語る言葉が、ホッとできる救いとなりました!! 1年生は幼いながらも母親から自分のことが忘れ去られる悲しみ、それを思いやる娘さんの心を感じ取っていました!

3冊の選書が素晴らしく、また、本に合わせた読み聞かせも見事でした!! 鶴田さんに心より感謝をしております!!