6月2日(金)の2校時に、1年2組の教室で算数の校長参観授業を行いました。
今日の学習問題は「10はいくつといくつ」で、それを「べんきょうすること」の短冊を貼って、その横に書きました。1年生の段階からこのように「『べんきょうすること』の横には学習課題が来る」ということを意識することはとてもよいことです!
この後、自力解決をするのですが、子どもたちに何を使って考えていくか質問しました。子どもたちからは「おはじき」と「タイル」の2つが提案されました。ここがこの後の自力解決の「見通し」になっています。今まで、おはじきとタイルを活用しながら様々な問題を解いたことも大切な見通しとなっています!
子どもたちの希望に添って、タイルとおはじきを配りました。解決するツールを選択できることも、子どもたちの主体的な自力解決にとって、とても大切な取り組みなのです!! さらに、この後の写真に出てくるワークシートも子どもたちが考える大切なツールです。子どもたちはワークシートの問題をおはじきやタイルを使い解きながら、本時の学習課題の「10はいくつといくつ」に迫っていきます!!
この子どもたちの姿を見てください! 具体的な操作活動をしながら、全員がしっかり考えていることがよくわかりますね!!
指名された子が黒板のところに来て、実際におはじきを動かしながら問題を解く方法を発表しました。ここではおはじきやタイルを動かして答を求める方法が示されました!!
次の子は、タイルを隠す方法で問題を解いたことが発表されました。
すべての答を確認しました。でも、これで今日の学習は終わりではありません。ここからが学習課題に迫るステップとなります!!
この授業の丁寧なところは、アレイ図を使いながらもう一度問題を解きました。この学習のよいところは、視覚的に片方の数字が一つ増えるともう片方の数字が一つ減ることが理解できることにあります。子どもたちは、単に、10になる数の組み合わせを覚えるだけでなく、数の関係性に気づいていきます!! もちろん土屋先生は机間巡視をしながら、支援が必要な子に対応していることは言うまでもありません!
アレイ図で確認した10になる数の組み合わせを、全体で再確認しました!
さらにこの授業の丁寧なところですが、ワークシートに書き込んだことをノートにもまとめ直しました。それを、ノートと同じマス目の黒板を使ってノート指導をしながら視写させました。こうした中で、子どもたちは本時の学習の大切なまとめの一つである、10の組み合わせは片方が1つ増えるともう片方が1つ減るという関係にも気づきました!
丁寧で計画的な質の高い授業をしていただいた土屋先生と、その指導に応えて質の高い学習をした子どもたちに大きな拍手を送ります!!