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「今週の子ども達」10月28日

「天高く馬肥ゆる秋」となり、子ども達は校外学習や読書など爽やかな気候の中で、「スポーツの秋、読書の秋、勉強の秋…」と充実した学校生活を送っています。朝と昼の寒暖差が激しく、体調を崩しがちになりますので、ご家庭での健康管理をお願い致します。

さて、来週からは11月となります。本校は甲府市より「甲府の子どもの教育総合推進校」という研究指定を受けて11月17日(木)には、市内の先生方を招いて「公開研究会」を開催する予定でいます。「授業改善」「学力向上」「思い遣る心の醸成」などについて、ご意見を伺う予定です。子ども達が「明日も来たい」と思えるよう先生方と取り組んでおりますが、ご家庭でも「自学ノート」など家庭学習への取り組みをお願いします。

 

「思い遣る心」

本校の玄関には、児童会本部が作成した「思いやりの鶴」の掲示があります。友達の「思い遣る心」の姿を見たときに、その友達の表れを鶴のカードとして残します。「思い遣る心」は無理強いしたり競わせたりするものでもなく、子ども達から自然と発露するものだと思います。

今年度は、児童会本部の皆さんが、そんな友達の「思い遣る心」の素晴らしさを伝えたいと考え、昼の放送で紹介していました。大人による「育成」も必要ですが、子ども達から出たアイデアは、まさに互いに醸し出し、相手をリスペクトする「醸成」に繋がる取り組みだと思いました。

 

「陸上記録測定会」

コロナウイルス感染症への対応が適切に行われる中、今年度も緑が丘陸上競技場で「陸上記録測定会」が実施されました。市内の全小学校が集まると密を避けられないため、参加校を2グループに分けて午前と午後の実施となりました。

「より速く、より高く、より遠くへ」6年生は、これまで体育の時間を使い練習してきました。競技会ではなく記録測定会という意味は、勝ち負けが目的ではなく、自己の記録をより良くしようとすることが目的だからです。

子ども達にも話しましたが、人生の中で「競技場」を使って走ったり跳んだり投げたりする経験は、なかなか味わうことができません。また、市内の6年生が同じ場所に揃い、更には来年度一緒に通う西中学校の友達が隣に座り、素晴らしい環境の中、出場した友達を応援した経験も子ども達の心に残ってくれると思います。季節外れの桜が、6年生の帰りを迎えてくれました。

 

「業前体育」

本校の業前活動では、伝統的に「リズムなわとび」を実施しています。子ども達の健全な育成には、「学力」「思い遣る心」そして「体力」が必要です。子ども達も久しぶりに取り組みましたので、忘れてしまった動きもありましたが、曲に合わせてなわを上手にまわしていました。「習うより慣れろ」との諺ではありませんが、「体が覚えたことは、簡単に忘れないものだ」と子ども達の動きを見て感心しました。白根三山も冠雪し、夕日に映し出された富士が紅く染まっていました。これから寒い時期を迎えますが、「なわとび」は一人でも手軽にできる運動です。休みの日には、ご家族で取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

「読み聞かせ」

コロナ禍は続いていますが、「教育のあゆみを止めない。与えられた条件の中、最善を尽くす。」という方向性のもと、保護者による朝の読み聞かせを再開しました。読み聞かせは本の内容も大切ですが、誰に読んでもらうのか、も大切です。子ども達は読み聞かせを通して「物語の世界」に誘われていました。

 

次回の「今週の子ども達」は、11月11日を予定しています。