ニュース 令和4年度

「今週の子ども達」6月3日

「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」と山々は新緑に覆われ、時には夏日もある中で、過ごしやすい時期になりました。子ども達は先週から「修学旅行」や「林間学校」、各種校外学習に取り組み始めていますが、コロナウイルス感染症への対応を万全に実りある活動にして欲しいと思います。

 

「縦割り顔合わせ」

昔は住んでいる地域に中学生がいて、遊びを通して上下関係や下の子の面倒をみることを学びましたが、放課後遊ぶ時間も場所も制限されているため、異学年での交流を意図的・計画的に学校教育に取り込んでいく必要があります。今年度も児童会活動の一つとして全学年を分けて異学年で構成された縦割り班での活動を計画しています。

この日は6年生が1年生を迎えに行った後、縦割り教室では、自己紹介をしたり、更に小グループ編成を決めたりしていました。1年生も「1年○組の○○です。得意なことは△△です。」と立派に自己紹介していました。

児童会は、チャレンジ集会に向けて準備を進めています。この日は、各縦割り班の教室に分かれた後、6年生が低学年の子ども達と一緒になって、ポスターやルール説明用の掲示をつくりました。

その後は、学年のプラカードを下げた6年生が、受付は1年生、呼び込みは3年生、説明は5年生等と各学年の役割分担を伝えた後、お店のデモンストレーションをしました。人の流れを想定しながら実施に向けて、教室をどの様に使ったら良いか、機材をどこに置いたら良いかみんなで考えていました。

 

「委員会活動」

委員会活動は、特別活動の中で趣が少し違っていて、5年生以上の子ども達の「仕事」として設定されています。学校がスムーズに動くためには、高学年の子ども達の力が必要で、仕事内容もある程度は決められています。

そのような中でも可能な限り子ども達の自主的・自発的な活動となるよう、話し合いを行い、より良い学校生活のためにできる活動はないか、考えたり話し合ったりしていました。飼育栽培委員会は、ウサギ小屋の掃除やプランターの点検を行っていました。

保健委員会は、給食の前に流す「手洗いの歌」に合わせて全校の友達の手指が綺麗に洗えるようにと6年生が下級生に指導していました。図書委員会は、どの様にしたら沢山本を読んでくれるのか、良い企画はないか考えていました。

体育委員会は、学級に貸し出していたボールなど在庫数を確認したり破損はないか点検したりしていました。

少しずつですが、子ども達の「学び舎」である舞鶴小学校の姿が戻ってきたように思います。

 

「まいづる未来子ども教室」

昨年度同様に、甲府市生涯学習課の指導のもと「まいづる未来子ども教室」が開催されました。スタートに当たり、諸注意などを担当の先生から聞いていました。これから1年間、英会話や琴の教室、陶芸教室など放課後の子ども達が活動する場として学校を開放し、専門的な講師に指導をしていただく予定です。

 

「PTA会費の徴収」

今年度から給食費が公会計化となり、学納金は代理収納されることになりましたが、PTA会費等は該当しないため、今年度は24日からの3日間に手集金させていただくことになりました。子ども達に現金を持たせて登校させることは難しいので、保護者の皆様においでいただきました。おかげさまで、無事集金することが出来ました。お忙しい中、お手数をおかけしましたが、ご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

 

「体力測定」

 

コロナ禍のためなかなか運動をする機会が少なくなっていますが、学年ごとに体力測定が行われ、子ども達は全力で投げたり走ったりしていました。特にボール投げは、子ども達にとって生活の中での経験が少なく、体の使い方にコツが必要です。ご家庭で公園などに行くとき、一つ柔らかいボールを持ってキャッチボールをされてはいかがでしょうか。

 

「歯科検診」

人間は栄養を食物から吸収して活動をするので、口腔衛生は毎日の生活でとても重要な要因を占めています。食べることは生命維持に欠かすことの出来ない生理的欲求で、食べることが出来ないと生命の危機に繋がります。80歳でも自分の歯が20本となるよう歯磨きをしっかりとして欲しいです。手袋などコロナ対策を万全にして検診をしてくださった手塚先生に感謝致します。

 

「髙野美紀子先生より本の寄贈」

学校医である内科の髙野美紀子先生より、子ども達へと言って「もふもふライリーとちいさなエリザベス・おいでアラスカ」という2冊の本を図書室に寄贈していただきました。「おいでアラスカ」は夏休みの課題図書にもなっているそうです。子ども達の体だけでなく心にも栄養を届けてくださった髙野先生、ありがとうございました。

 

「引き渡し訓練」

東日本大震災から11年が経ちましたが、当時のことを思い返しても、想定外の出来事は深く心に刻みつけられています。当時の教訓を生かし、甲府市では「震度5弱」の揺れであった場合、街が正常に機能していても、原則子ども達の引き渡しを行うこととなりました。

 

当日は、まず地震を想定しての「避難訓練」を行いました。2回目と言うことで、どの子も真剣に避難を開始し、前回を30秒以上上回る速さで安全に避難をすることが出来ました。

引き渡し訓練では、カードを使って確実に保護者に引き渡すことが出来ました。学校にいる間は避難場所があるので良いのですが、登下校時に地震が来たら、どこに避難するか帰りながら確認してくださるようお願いしました。

子ども達には、「危ないを予想する」「危ないから離れる」を習慣化し、自らの命を守る力を付けて欲しいと思います。

 

次回の「今週の子ども達」は、6月17日に掲載を予定しています。