梅雨入りと思うような天気が続きましたが、夏日もあるなど気圧配置は、なかなか落ち着かないようです。昨年度はコロナ禍のため実施できなかった活動がありましたが、コロナ対策を担保にする中で、可能な限りの教育活動を再開させようと試みています。与えられた条件の中ですが、子ども達は日々元気に取り組んでいます。
林間学校
5月21日(金)、22日(土)の二日間、5年生は八ヶ岳少年自然の家に宿泊し、「林間学校」を実施してきました。出発時には小降りだった雨も、清里に着いたときは周囲が霞んで見えるほどの大雨でした。飯盒炊さんは、なかなか火が起きず大変だったようですが、苦労して作ったカレーの味は今までで最高だったようです。
自然の家では、洗面所にパーテーションを設けるなどコロナ対策をしっかり行っていました。また、昨年度と異なり、今年度は他校と一緒に宿泊となりましたので、夜の活動を設定せず、少しでも入浴する時間や部屋で友達と過ごす時間を確保するようにしました。
翌日は、良い天気の中、牧場で体験活動をして帰校しました。「家族・自然・友達」など、林間学校での「学び」をこれからの生活に生かして、「生きる力」を育てていって欲しいと思います。
体力テスト
昨年度実施できなかったことの1つに「体力テスト」があります。この日は、ボール投げや50m走を行っていました。全力で体を動かす機会が減ってきていますが、子ども達の健康や体力の把握は、教育活動を営む上でとても大切な要素です。
特にボール投げのように「ものを投げる」経験は、意図的に設定しなければ、なかなかありません。キャッチボールとはいきませんが、ご家庭でも意識的にものを投げる感覚がつくよう取り組んでみてください。
また、シャトルランは音楽に合わせて20mを繰り返し走りますが、体に負担をかけるためマスクを外して実施しました。もちろんコロナ禍の中に安全を確保するため、窓を全開にするとともに、コースの間隔をあけて、可能な限りの支援体制を取りながらの実施でした。
全国学力学習状況調査
6年生は半日かけて全国学力学習状況調査を実施しました。問題はこれまで学習してきた内容でしたが、例えば「1あたりの単位量の求め方を0.1あたりに換算して、10倍する」など、数や量に対する物の見方を問う問題もありました。これからの子ども達には柔軟な考え方が求められていると思いました。
3年校外学習
3年生は、長い距離でしたが歩いて「県立美術館」にいきました。常設展だけでなくテオ・ヤンセンが制作した、風を使い、空気の力で動く現代アート「ストランドビースト」等を観ました。
そして、デッサンのポイントを指導員から受けた後、風景画に取り組みました。あいにく降雨により芸術の森でお弁当を食べることはできませんでしたが、早めに帰校し、ゆったりと過ごすことができました。
1年校外学習
1年生は、歩いて「甲府動物園・遊亀公園」にいきました。前日は、あちらこちらから「明日は動物園。楽しみ。」という声が聞こえてきました。グループごとに先生が用意した「どうぶつビンゴ」を行い、動物の様子や名前を学びました。
お昼を食べた後は、遊具で思いきり遊びました。帰りは疲れ果てて、あちらこちらから「足が痛い」「ねむい」の声が聞こえてきました。小学校生活最初の校外学習は良い思い出になったと思います。
2年校外学習
2年生は、バスを利用して「山梨県立科学館」にいきました。残念ながら遊具は改装中のため使用できませんでしたが、展望台から見た甲府盆地はとても広くて、「あれが◯◯かなぁ」などと言いながら展望を楽しんでいました。
科学館では、昨年は使えなかった実験道具を使うことができたので、自然や科学の不思議などを体験することができました。お昼ごはんを食べた後は、実験工作室で「カラフルスライム」を作って遊びました。2つの色を混ぜると別の色に変わる不思議さを体験しました。
穴切愛育会よりペン立ての寄贈
先日、穴切愛育会の会長さんから嬉しいお話しを伺うことができました。本校の卒業生が中学校に向かう途中、見守りをしていた地域の方に「6年間、私たちの安全指導をしていただき、ありがとうございました。」とお礼を言ったそうです。また、1年生の児童が別の場面で「これから6年間、見守りをお願いします。」とやはり地域の方に深々と頭を下げながらお礼を言ったそうです。愛育会の皆さんは、話をしながら目頭が熱くなったと話してくださりました。様々な場面で、子ども達は地域の方に支えられています。子ども達の「思い遣る心」の発露を誇らしく思いました。
そんな折、穴切愛育会の皆様よりかわいいペン立てを寄贈していただきました。低学年の子ども達に渡しましたが、地域の皆さんを身近に感じてくれると嬉しいと思いました。
朝の読み聞かせ
昨年度「朝の読み聞かせ」は、コロナ禍のため実施できませんでした。保護者の皆様は、日頃からお子さんとともに健康管理に留意されていますので、今年度は佐藤新会長さんのもと保護者による朝の読み聞かせをスタートしました。
もちろん三密を避けながらの実施となりますので、これまでのように車座になっての読み聞かせはできません。そのため、教材提示装置をつかって拡大し、自席で聞くこととしました。読み聞かせは本の内容も大切ですが、誰に読んでもらうのか、も大切な要因となります。読み聞かせを通して「心の栄養」が増えることを期待しています。
引き渡し訓練
昨年度実施できなかった「小中連携引き渡し訓練」を実施しました。前段階で「避難訓練」をしましたが、前回より1分以上時短となり、落ち着いた中で冷静な訓練ができました。また、引き渡しでは、全てのご家庭に来校していただき、無事に子ども達を引き渡すことができました。
「訓練が無駄になった6年間」で良いと思います。会の中でもお願いしましたが、「あぶないを予想する、あぶないから離れる」意識を持たせると共に、万が一の時には、家族としてどのように対応するのかを各ご家庭で想定していただきますよう、お願いいたします。
次回の「今週の子ども達」は、6月18日を予定しています。