2年生のページ 平成29年度

2年生のページ 11月8日(水)保護者の学校応援団読み聞かせボランティアの依田さんによる朝の読み聞かせを掲載しました!

11月6日(月)の朝、2年2組の教室で保護者の学校応援団読み聞かせボランティアの依田さんによる朝の読み聞かせが行われました!

1冊目は「びゅんびゅんごまがまわったら」です。

27年前に第1刷発行ということで、ちょっとノスタルジーを感じてしまう私。
いまでも、こういう自然環境に恵まれた小学校があったらいいなと思います。
「なにが、素晴らしいのだろう」、と読み直し考えてみました。
開かれた校長室。
こどもたちが臆面もなく校長先生に談判にいける空気。
こどもたちと真剣に対峙する校長先生の姿勢と遊び心。
びゅんびゅんごまをはじめ、柿の実の首飾り、たけうま、たんぽぽのおひな様、カラスノエンドウのさやぶえ…。
校長先生が登場するぺーから、校長先生の表情が、こどもたちの目線で描かれていて、気むずかしそうな正体不明な様子から、こまを操り挑戦的な視線、そして、さやぶえと格闘する顔にいたっては、こどもたちにとって友だちと同じに見えているようです。
校長先生のヘアスタイルが、かっこいいんです。(笑)
素材があまり高価とはいえない、少々型くずれしている背広姿。
ポケットに突っ込んだ手。昔良くいた昭和のダンデイースタイル。
なんか、懐かしくてたまりません。
私もたくさんの先生のお世話になりましたが、一番印象に残っている先生は、私たちと毎日遊んでくれた先生です。
休み時間になると、必ず教室と廊下をおいかけっこをして、右腕に男子、左腕に女子を一人ずつ捕まえ、抱き上げ、ひげで“ジョリジョリ”してくれました。捕まえられたくないやら捕まえて欲しいやら、あのころの思い出はいまでも忘れられません。
今や、廊下を走ってはいけない、不審者も多いから探検遊びはいけないという、こどもたちも生きにくい時代になってしまいましたね。
当時9歳の息子は、校長先生が、二つこまを回しているシーンから身をよじって笑っていました
早速びゅんびゅんごまをボタンで作りました。
出会いとはなんと貴重なものか。
息子のこれからの人生で、さらに素晴らしい出会いがあることを親として、願ってやみません。(EhonNaviより)

朝の打ち合わせの関係でこの読み聞かせは直接聞くことができませんでした。でも、この絵本は私も大好きです! きっと、子ども達にとって楽しい読み聞かせになったと思います!!

 

2冊目は「ざぼんじいさんのかきのき」です。

小学2年生への読み聞かせ、ちょうど柿がスーパーに並ぶ秋を選んで読みました。9分半くらい。
絵のインパクトや美しい柿の色使いも手伝って、遠くからも見やすく、ちゃんとオチもあるストーリーで、読み聞かせには向いている絵本です。主役であるざぼんじいさんを低く太い声で、隣に引っ越してくるまあばあさんを高く優しい声で、と読みわけもしやすい分、子供たちの反応も上々でした。
ざぼんじいさんが意地悪でやっていることを、まったく意地悪だとは受け取らずに、なんでも楽しんでしまうまあばあさん。ついには我を忘れたざぼんじいさんが、大事にしてきた自分の柿の木を切ってしまい…。
ざぼんじいさんがあまりに極端で分かりやすいキャラクターなために、読み終わると子供たちからは「欲ばるからやん!」とあきれた声が。その他には「柿ってそんなに美味しいんや…」「柿食べたくなった」という素朴な感想も聞かれました。
まあばあさんの様に、例え人に意地悪されてもそれを物ともせず、むしろ楽しんでしまうような生き方もある。そういう人の周りには、魅力を感じて人がたくさん集まってくる。そんなことを、何となくでもいいからこの物語から感じ取って欲しいな、と思いながら読んでいます。(EhonNaviより)

依田さんの読み聞かせに子ども達は夢中になって聞いていました! ざぼんじいさんの意地悪な性格やまあばあさんのあっけらかんとした楽しい性格などを上手に読み分け、とっても楽しく教訓に満ちた読み聞かせとなりました!

ますます上手な読み聞かせを披露してくださった依田さんに心からの感謝を申し上げます!!

なお、1年1組の読み聞かせは、明日、掲載します!