7月3日(月)学校応援団読み聞かせボランティアの豊前さんによる朝の読み聞かせが2年1組の教室でありました。
1冊目は「これは のみの ぴこ」です。
肺活量と早口言葉が自慢の私なので、一息で読むのは楽勝。小学生やお母さんは肺活量が少ないため、一息で読むと尊敬してくれます。朝読書の時間調整にはものすごくいいので、いい気になって何回かか読んでいました。
NHKのテレビ絵本で谷川俊太郎さんがへろへろになったり、はぁはぁしながら読んでいましたが、いい気になって読むよりも100倍面白いと思いました。うまく読むことが大事じゃないですね。(EhonNaviより)
言葉遊びの絵本です。豊前さんの読み方がリズミカルなので、子ども達もこの本の持つ魅力に魅了されました!!
2冊目は「ニコラスどこにいってたの?」です。
ねずみのニコラスは、赤く熟した木の実を探しにいく途中、大きな鳥にさらわれ……。
レオ・レオーニの傑作絵本、待望の再刊!
レオニさんの作品は、いずれも核になるテーマが一本必ず入っていますね。この作品も、中盤過ぎからドキリとする言葉遣いと激昂のため冷静さを失った危険な空気を感じ、『そうかここにテーマがあったのか』と気づきました。
ニコラスたちのねずみが、かじっている野いちごは、薄桃色の甘くもなく水気のないものばかり。美味しい野いちごは、鳥たちに先に食べられてしまうようです。「・・・くたばれ!」なんていう言葉を発してもおさまらず、ニコラスは、鳥たちに見つけられていない美味しい野いちご捜しに出かけます。ところが背丈の高い茂みを抜けたところで、大きな恐ろしい鳥が、ニコラスめがけて・・・。
この後のほのぼのとした展開が良いですね。一人ご馳走と共に取り残されたニコラスが、“さびしくて たべられなかった”という一文が心に残ります。
現在、国際社会の中で、風当たりが穏やかとはいえない日本の立場。他国との摩擦の事件を耳にし、その国の人々全体を評価するような間違いは起こしたくないものだと、この作品を読み改めて思いました。たくさんあるレオニさんの作品の中で、この作品のコラージュが私は気に入っています。(EhonNaviより)
レオ・レオニと谷川俊太郎の名コンビの絵本です。スイミーのように教育的な内容です。豊前さんの読み聞かせで、この作品のテーマである、助け合うことの大切さが子ども達に伝わったと思います!!
子ども達の心に響く読み聞かせをしていただいた豊前さんに、心から感謝しております!!